【園長の告白】新人保育士さんが1年目で出来るようになって欲しいことはひとつだけ?仕事を楽しめる育成方法の基本を解説します!

保育のなるほど


こんにちは。
保育園の園長をしているSanaminaです。

新人保育士が仕事を楽しめない3つの原因とは?


保育現場で初めて働く新人保育士は
きっと、わからないことだらけですよね。
慌ただしく1日がすぎて、家に帰ったらすぐに明日…。
こんな日々の繰り返しになっていることでしょう。
勉強はしてきたとしても実際に働いてみると初めて知ることがいっぱいで、
わけもわからず日々をこなしているはずです。
まだまだ悩みとまではいかない状況で、何に困っているのかや何を聞いたらいいのかもわからないかもしれません。

新人さんが仕事を楽しめない原因として3つあげることができます。

新人保育士が仕事を楽しめない3つの原因
新人保育士が仕事を楽しめない3つの原因
  • 自分が何のために何をしているのかわからないから同じことを何度も言われてしまう
  • 慌ただしすぎて楽しさを感じるヒマがなく、余裕を持って保育している先輩を見ては自分は向いてないと思ってしまう
  • 自分の保育を見られることに自信がなくて先輩の目ばかり気にしてしまって窮屈に感じる

簡単に言えばこんなところではないでしょうか。

私はみんなに仕事を楽しんで欲しいと思っているのですが
「楽しいですか?」と聞いてもスムーズに「楽しいです!」という返事が返ってくることは滅多にありません。

新人保育士
新人保育士

あー…はい。まぁ楽しいです…

と、若干言わせてる感があるような!?笑
もちろん頑張ることは大前提で、頑張ることを楽しいと思えるようになってほしいのです!

実際に新人保育士の悩んでいる声はたくさんあります。

何も教えてくれないくて困ってる新人保育士

先輩保育士に不満ですね。

新人保育士の悩み

先輩保育士の子ども関わり方に圧倒されて自分の存在価値を見失いがちです。

新人保育士の悩み

新人保育士のお話はなぜかなかなか子どもは聞いてくれないんですよね。

新人保育士の悩み

新人保育士のみんなが通る保育の第一関門の壁ですね!



そんな悩み多きの新人保育士に
現場で働く時の基本をお話していきますのでよかったら参考にしてみてください。

園長が求める『1年目新人保育士に必要なこと』とは?


社会全体で「保育士の負担を減らそう」の改革がされているほど、保育士の仕事は忙しくて、仕事量も半端じゃないくらい多いことは間違いありません。
先輩保育士の仕事内容を、新人さんが聞くと、聞いただけでもキャパオーバーになることでしょう。
なので、園長としては、1年目の新人保育士たちに保育や書類のスキルを求めてはいません。

1年目の保育士に必要なことは「チームで働いている意識を持つ」こと。

チームで働いている意識を持つ
チームで働いている意識を持つ

たったこれだけ!本当にこれだけなんです!!!

チームで働くってどういうこと?

保育は1人では出来ません。
前述した通り、保育の現場は忙しく1分単位で時間を計算して活動を進めています。
スムーズに活動を進めるには、先生同士のコミュニケーションをうまく取ることが必要です。

  • 挨拶は笑顔で元気よく
  • 返事は相手に聞こえるように
  • わかないことはちゃんと聞く
  • 次に何をすればいいのかは自分から聞く
  • 「ありがとうございます」「すみません」は言葉で伝える
新人さんのこんな意識はだめ!
新人さんのこんな意識はだめ!

新人さんが大切なのは自分から先輩に聞く姿勢です!
先輩からしてみれば「これくらいは言わなくてもわかるはず」と思っていることも多いです。
先輩にとっての「これくらい」すらもわからない自分を受け止め、自分から聞くべし!!

職員同士のコミュニケーションは必須な理由

職員同士のコミュニケーションは必須
職員同士のコミュニケーションは必須

保育の世界は、人間関係の繋がりで仕事が成り立っています。
プライベートなら苦手な人は避ければいいだけの話かもしれませんが、仕事となるとそうはいきません。
その上、ここは保育園です。
職員同士のコミュニケーションはめちゃくちゃ大事です。
ちょっとした声掛けも、もちろんそうですが
何十人の子ども達にことを職員同士で共有しなければいけません。
「自分だけが知っている情報」「自分で止まっている連絡」なんてことにならないようにしましょう。

細かいと思うかも知れませんが
大事なことなので参考までに書いておきます。
例えば
自分が保育室から離れる時、


「離れます」と大きな声で他の職員に伝わるように言いましょう。

新人保育士
新人保育士

離れます!!


でないと、他の先生達はその場所にあなたがいると思っています。
黙って部屋から出ていってしまうと
そこを誰も見ていないことになり、トラブルを見過ごす恐れがあります。
しっかりと声をかけて離れていれば、
他の先生達があなたがいなくなった後を引き継ぎ、安全を保つことが出来ます。

これが出来ない人が結構多いので気をつけてみましょう。
もしかすると
先輩の先生達から一目置かれるかも!?

保育園に限らずですが
いろんな人がいます。
合わない人もいるでしょう。
意地悪な人もいるでしょう。
先輩なのに仕事が遅い人もいるでしょう。 
そんなことを言い出したらキリがありませんよね。
まずは、自分からたくさんコミュニケーションを取りましょう。

挨拶と返事は元気よく!
わからないことは聞く。
頼まれた仕事が終われば報告する。
無愛想な態度はとらない。

だからと言って
仕事中にプライベートな話は禁物ですよ!笑

園長の告白
コミュニケーションが上手く取れないとどうなる??
返事のテンポが遅く、元気のない、やる気のない返事の人や挨拶をしない新人さんっているんです。
あとは、「すみません」が言えない人。
こういった人に仕事を教えるのは先輩たちも辛いです。
信頼もされないし、仕事を任されることがないでしょう。

上司や先輩に「頼まれたことは速やかにする」が鉄則な理由

上司や先輩に「頼まれたことは速やかにする」が鉄則
上司や先輩に「頼まれたことは速やかにする」が鉄則

あなたを教える人も決してヒマではありません。
忙しい保育をしながら、並行してあなたのことを見て、指示をしています。

先輩保育士
先輩保育士

次は〇〇をしてください!


と言われたら
まずは速やかに済ませましょう。
時間は無限にはありません!
そして、丁寧に確実に。
あなたの先輩はあなたが今の業務が終わり次第、「次はこれをしてもらおう」という計画があるはずです。
あなたは予備の人なんかではありません。
新人であっても保育園の大事な大きな1人ということを自覚してください。

先ほど、1分単位で考えて動いていくと言ったように、ゆったりゆったり頼まれた仕事をしていてはいけません。
次から次へと仕事はあります。
何時までに終わらせれば良いのかを知らせてくれるとわかりやすいと思いますよね?
もちろん伝えてくれる人もいるでしょう。
でも、あなたばかりを気にかけている余裕がないのも事実です。
なので、
「頼まれた仕事は速やかにする」
これは鉄則です!

園長の告白
仕事を済ませるのが遅かったらどうなる??
初めてのこと、時間がかかるもの、すぐに終わるもの。
そんなことは先輩たちはわかって指示をしています。
あからさまに時間がかかりすぎたり、何回やっても変わらなかったりすると成長を求めることを諦めてしまいます。
どんな仕事に対しても見通しを持つことは大切ですね!


「マイペースに仕事をする」がNGな理由


「…よっこいしょ…」
みたいな感じで動いていてはいけません。


急に仕事を頼まれることもあります。
急に呼ばれることもあります。
そんな時はすぐに動く!

周りのペースに合わせましょう
周りのペースに合わせましょう



噛みつき、引っ掻きを防ぐためにも素早く動ける体制でなければいけません。
壁に持たれてゆっくりと休憩しているかのように座っていたらダメですよ。

危険を素早く防ぐためにも
子どもに背中を向けたポジションにいてはいけません。
その部屋に自分1人しかいないなら全体が見える位置にいること。
何人かいるなら、分散して場所を考えて配置につくようにしましょう。

園長の告白
マイペースに仕事するってダメなの?
保育はチームプレイです。
「自分の時間の流れ」で動くわけではありません。
今、あなたに頼むのが一番効率がいいから頼んでいるのです。
今すぐにやって欲しいのにすぐに動かない人に対して、何回も頼むことはありません。
だったら他の人に頼むか、いっそのこと自分が動きます。
「じゃあ、初めからそうすればいいじゃん!」と思う人はもう終わりですね…。
責任感が全くない人認定です!!

1年目の新人保育士が仕事を楽しめるようになる育成術とは?

まずは大前提で園の雰囲気の良さを保つことです。
ここは、新人さんが出来ることではありません。
今までその園で働いている先生たちや園長先生のスキルになります。

園の雰囲気作り
園の雰囲気作り

  • 子どもと仲良くなって信頼関係を深める方法を教える
  • 手遊びや絵本の読み聞かせのレパートリーを増やして子どもを惹きつける引き出しの持ち方を教える
  • 活動ごとの時間を把握して見通しを立てる方法を教える
  • お手本とする保育士を見つけて真似をするように指導する

❶子どもと仲良くなって信頼関係を深める方法を教える

まずは自分から子ども達にたくさん話しかけて仲良くなりましょう!
相手が乳児でも幼児でも変わりません。
とにかくなんでも声をかけて明るく接して、あなたといれば楽しいということを感じてもらいましょう。
「おはよう」「さようなら」「ありがとう」「どうぞ」など、
挨拶のやりとりも大事です。
子どもの顔を見てしっかり伝えましょう。

自分のことを言う時は
「〇〇せんせい」というようにちゃんと自分の名前をつけて話しましょう。
子ども達に自分の名前を覚えてもらうためにも自分のことを「〇〇先生」と呼ぶことを習慣づけてくださいね。

子ども達と仲良くなってくると乗り越えなければいけない壁が一つ出てきます。
特に相手が幼児だと、新しい先生の立場もなんとなく理解しています。
以前からいる先生のお話はちゃんと聞くのに自分の時は全然聞いてくれない…なんてことはよくあることです。
新しい先生は
この先生なら「何を言っても何をしてもいい」と思われがちです。

新人保育士が乗り越える壁
新人保育士が乗り越える壁



なので、
これは第一関門の試練です!
区切りをしっかりつけなけばいけません。
子どものペースに持っていかれすぎてもいけません。
保育の軸はありながらも、自然な子どもの姿も受け入れる。
私たちが区切りをつけなければ、子ども達はどこまでいいのか、どこからだめなのかがわからなくなってしまいます。
場所や時間に応じて区切りを持って子ども達と接する必要があります。

とはいいつつ…
あくまでもこれは、
子ども達との信頼関係を築いてからです。
信頼関係もないまま区切りを付けても、ちょっと厳しくなって怖い先生になってしまう恐れがあります。

習い事やお教室、レッスンではありません。
ここは保育園なので、子ども達との信頼関係はマストで大事な部分です。

❷手遊びや絵本の読み聞かせのレパートリーを増やして子どもを惹きつける引き出しの持ち方を教える

子どもたちに注目してもらうために必要なこと
子どもたちに注目してもらうために必要なこと

手遊びのレパートリーはあればあるほど良いですね!!
乳児向けや幼児向け、手遊びの種類は豊富でたくさんあります。
当たり前ですが、絵本の種類も無限です。
手遊びや絵本は子どもたちに注目してもらいやすく、あなたのお話を聞いてもらうきっかけになります。

静かになるて遊びメドレー

ただ読んでいるような棒読み、淡々と話すのではなく、抑揚や強弱をつけてはっきりと話すことが大事です!



手遊びや読み聞かせをする機会は1日の中でたくさんあります。

「活動と活動の間の時間」の使い方


次の活動に移る時、
区切りをわかりやすくするために手遊びや絵本の読み聞かせを入れることがあります。

ワンクッション入れることにより、気持ちを切り替えて次の活動に入ることができます。


また、その間に次の活動の準備をして環境を整えます。
「主」の保育者が絵本の読み聞かせや手遊びをして子どもと遊んでいる間に、
サブの保育者が次の活動の環境をセットするという感じです。
新人さんはサブになりやすいですが、環境のセットも難しいと思います。
そんな時、絵本の読み聞かせや手遊びが上手だと、そこをあなたに任せ、ベテラン保育者が環境設定をするということも出来ます。
保育は状況に合わせて臨機応変が大事なので引き出しは多い方がいいでしょう。

「ちょっとした待ち時間」の使い方


絵本だと長すぎる、でもこのままただ待たせていると騒がしくなってまた落ち着くまでに時間がかかる…というときに手遊びをします。
手遊びは1つが短いので、時間の調整がつけやすいんです。もうちょっと時間があるなと思えば、もう一つ手遊びをすればいいからです。
絵本なら、最後まで聞きたくなるので途中で終わらせるわけにもいかず、結局最後まで読んじゃいますよね。
そうすると、1分単位で動いている活動の時間が少しずつずれてきてしまうんです。

もちろん絵本を読むこともありますが
手遊びの柔軟性をあなどってはいけませんし、奥が深いです。

赤ちゃん相手だけだと思われがちですが、幼児向けの手遊びも数絵きれないほどありますし、数の概念や手指の運動、脳の発達など様々な成長を促しています。
どこのクラスに配属になってもレパートリーがたくさんあれば自分の武器になるでしょう。

「全体に向けてお話しする前」の使い方

ここで手遊びを入れると、子ども達はその保育者に注目します。
注目したところで、お話を始めると集中して聞いてくれやすいです。
この場合は幼児であれば絵本もよく用います。

あまりにもお話が長すぎる絵本だと集中力が絵本で切れて逆効果になってしまうので、ちょうどいい長さの絵本を選ぶのがいいですね。


「午睡前」の使い方


寝る前に絵本の読み聞かせをすると、落ち着いてお布団に入りやすいです。
手遊びだと、テンションが上がってしまうので絵本の方がおすすめです。

手遊びも絵本の読み聞かせも子ども達の集中力を養います。
手遊びは今ならYouTubeとかで勉強できます。
絵本は初見読みが難しければ、何冊か自分用の絵本を準備して練習をしてみるのがいいかもしれません。
「この先生といえばこの絵本」となっても、案外子ども達は飽きたりなんかしません。
あとは、絵本といえばやっぱり図書館ですね!!
2週間に1回ペースで借りにいって、練習して、子ども達に読めば、あなたとの絵本の時間は子ども達にとってとっても楽しみな時間になるでしょう。

❸活動ごとの時間を把握して見通しを立てる方法を教える

時間を意識して仕事をしよう

保育園は時間で動いています。
何時に何の活動があるのかはだいたい決まっているので、その時間に合わせて子ども達を促していきます。
相手は子どもなので、すぐに行動できるわけではありませんよね。
子ども達が準備する時間や移動する時間、
子ども達に向けて話をする時間なども計算して、活動を進めていかなければいけません。
なので、どのくらいの時間にどんな活動が始まっているのかや、子ども達が移動するまでにどのくらいの時間が必要なのかを知る必要があります。
1分の遅れを侮ってはいけません。重なって重なると、大幅に時間がずれていってしまいます。
そうなると、なにか1つの活動ができなくなったり、結局どこかで時間の帳尻を合わせるためにバタバタしたりなど、後の保育に影響が出てしまうんです。

朝の会はこの時間から始まるから、この時間にはお片付けを始めてトイレに促して…というような計算をしながら保育士は1日の流れを計画立てて保育しているんです。

時計を見る習慣をつけられるといいですね。

お散歩に行く時間や給食の時間、ごちそうさまの時間、お昼寝の時間や起きる時間など、最低でも活動の切り替えの時間は把握しておくといいでしょう。

❹お手本とする保育士を見つけて真似をするように指導する

なりたい先生像を作りましょう
時間を意識して仕事をしよう


あなたの園にお手本にしたい保育士はいますか??
こんな保育をしたい。
こんな先生みたいに子どもと関わりたい。
お手本とする保育士がいれば最高ですね!
まだ、今はわからないかもしれませんが、後々この先生のおかげで自分の保育が出来上がったという人の存在は出来るはず。
私にもお手本となる保育士がいました。
その先生は、子ども達のことが大好きで、いつも楽しそうで、いつも優しくて、子どもと同じように遊びを楽しんでいました。
その部分だけを切り取ってお手本としています。

その部分だけを切り取って…というのには訳があります。
実際、その先生は子ども達を促したりまとめたり導いたりすることは苦手です…というか子どもにペースを持っていかれています…笑

それでも、お手本となる保育の一部分は私の原点であり、その上で今の私の保育があります。
自分の保育を反省したり振り返ったりして初心に帰る時は、いつもその先生の保育を思い出します。

いまあなたを指導している先生だけではなく、いろんな先生の保育を見て勉強してください。
いろんな先生の保育テクニック、保護者対応テクニックを学んで、自分の技術にしていってください

さいごに


保育が出来なくて当たり前です。
自分が出来ているなんて思ってはいけません。
でも、「自分なんて…」と思ってもいけません。

頑張っていることは間違い無いのですがら、自分で自分を褒めて認めてあげましょう!

そして、まずは
子ども達や職員、保護者との関係性を築くことが1番です。

保育業界、私もあなたの仲間です。
一緒に頑張りましょう!

保育士になる心構え5箇条

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