こんにちは。
保育園の園長をしているSanaminaです。
イヤイヤ期が始まった娘に振り回されているパパは多い!

私は今、園長先生と呼ばれる立場ですが、
保育士時代は担任もしていました。
魔の2歳児と言われる2歳児クラスの担任の時、
それはそれは、激しい喜怒哀楽のオンパレード!!
毎日本気で子ども達と向き合っていました。
そんな大変な中でしたが、思い返してみると、イヤイヤ期の子ども達は可愛くて仕方ありませんでした。
今、園長としてイヤイヤ期の子ども達を見ていても、担任をしたいなぁと思うほどです。
何が可愛いって…
「イヤ!」「イヤーーーー!!」と小さな体を全部使って一生懸命訴える姿は、今しか見れないのです。
全てが可愛くて仕方ないのですが
お家の人たちからしてみれば、
どうすればいいの?
いつまで続くの?
と悩まされ、疲れも溜まることでしょう。
最近はパパの送迎が主流になってきていて、子どものイヤイヤ期に不慣れながら向き合い、全力の「イヤ」に対して汗をかきながらなだめていたり、ちょっぴり吹き出してしまうような面白い二人のやり取りがあったり…。
SNSでもイヤイヤ期にお悩みのパパがたくさんいます…。
ママもかわいそうと思うほどにパパはお子さんにキレられているようですね…。
可愛い娘ちゃんが自分だけにイヤイヤする不思議…。
こちらもパパにだけイヤイヤ期が発症で、悲しそうなパパ。
共感を求めたくもなりますね!
ママはいいのにパパはイヤ。悲しさよりも寂しさよりも「なぜ?」が大きいですね!
こんなふうに世のパパ達は案外、パパだけにイヤイヤ期を経験して乗り越えていますね。
そこで、このイヤイヤ期を少しでも楽しめるように、また対処法の参考になるように、イヤイヤ期の娘を持つパパの全力育児奮闘記をご紹介します。また、保育園ならではのエピソードや対処法も参考までに書いていますので楽しみながら読んでください。
子どものイヤイヤ期に悩んでいるパパ必見です!
腫れ物に触るように振り回されているパパのつぶやきがこんなにあります…。

とにかく漫画みたいにはっきりと
「イヤ!!」という言葉に笑ってしまいますよね。
でも、笑ってはいけません。
可愛くて微笑んでるだけなんですが、「笑わないで!!」と怒られます…
パパのお悩み①「登園時に保育園の玄関で上手に娘とバイバイ出来ない」


今日もすみません…
なんか最近いつもこんな感じなんです。

パパに甘えモードですね~。
お部屋に入ると泣き止んでケロッとして遊んでいますよ!

それなら良かったです。
ほんとに最近どうしたんだろう…

イヤイヤが日に日に増えてきましたね~

毎日のようにどこかで癇癪を起しています。
朝の保育園の玄関で
「パパがいいのーーーーー!!」
と、パパから離れてくれない…。
ただ、機嫌は悪くないようです。
「パパに抱っこしてもらう!」
「パパのこと大好きなんだもーーん」
「パパ、行かないで!」
パパが「抱っこしたら行こうね」と言って抱っこをすると
もうそこからは抱っこを降ろそうとしても、しがみついて離れません。
そろそろパパはお仕事の時間なのに…。
でも、パパは「パパ大好き」「パパじゃなきゃイヤ」と言われまんざらではないご様子。笑
これが、ママで同じシチュエーションなら、子どもが泣いていても「先生おねがいしまーーす」とすぐに会社に向かうでしょう。
でも、パパはそんなことは出来ないのです。
汗をどっさりかきながら「今日はどうしたの?」「ほら、お友達もきてるよ」「おもちゃで遊んでおいでよ」などとなんとか気持ちよく行ってもらえるように丁寧に対応しています。
そんなやりとりが延々と続く中、もちろん先生も声をかけたり、抱っこを交代して預かろうとしますが、「パパがいいのーー!」の一点張りなのです。
そんな娘ちゃん。終始ニヤけています。
パパのことをお見通しで、パパを持て遊んでいるのです!!
「パパは私の物なの!」です。
そして結局、タイムオーバーになり娘ちゃんは大泣きで保育園に預けられていくのです…。
「パパーーーーー!タッチしてないー!」などと叫ぶ声に後ろ髪をひかれながらパパは汗びっしょりで「すみません、お願いします」と先生に告げるのです。
園長が実際にアドバイスした接し方や楽しみ方


今日も上手くバイバイ出来ませんでした…

出来るだけ笑顔で「いってきます」をしたいですよね。
でも、もうこうなってしまうと気持ちの切り替えをどこでしていいのか本人もわからなくなってしまうんです。

この子の全力に向き合って毎日汗びっしょりです。

ほんとですね~。
明日は、どこかでパパが区切りをつけて先生に預けて任せて見てください!
バイバイしようとするたびに「イヤー!パパ、抱っこ!」という娘ちゃんに「じゃあ最後の一回ね」と言いながら何回も繰り返す羽目になって終わらないですよね。
それを、本当に最後にするんです。
「もうおしまい。最後の1回ってパパ言ったよ。また保育園終わったら抱っこしようね」と言って先生に引き渡してください。
泣いてパパにしがみついていても私たちに引き渡してくれれば、私たちは抱っこでもなんでも受け取ってお預かりしますので!
心苦しいかもしれませんが、後のことは私たちに任せてください!

わかりました!やってみます。

イヤイヤ期もあると思いますが
ママのお腹が大きくなってきて赤ちゃんがいることや自分がお姉ちゃんになることがわかってきたのもあると思います。
あの小さな心の中で色々葛藤しているんです。

よく聞きますけど、ほんとにそんなことってあるんですね。
まだ小さいですし、何もわかっていないものだと思っていました。

いえいえ、そんなことはありませんよ!
ちゃんとわかっていますし、感じるものがあるはずです。
本人は気づいていないですが、見えない不安を消すかのように、甘えたいし、自分のことだけを見てほしいし、褒めてほしいし、自分の気持ちを受け止めてほしいのがこの行動に表れていますね。
ママとの時間、パパとの時間、家族での時間をじっくり作ってくださいね!
気持ちが満たされると安定します。
ママはお腹が大きいので無理は出来ないですが、たまにはママの送迎が出来ると良いかもしれません。
その後の変化
終わりのない「パパがいいの!」のやりとりを数回した後、パパは先生に任せて仕事に向かうようになりました。
パパが行く瞬間は泣きますが、パパの姿が見えなくなるとすぐに泣き止む娘ちゃん。
パパのことなんてすっかり忘れて、支度も自分でやっています!
そんな日もあれば
「パパがいい!」と言って泣いていたはずなのに、大好きな担任がちょうど見えると一瞬で行く気分にかわることも。
パパとしては「え??さっきまでのパパのこと大好き時間は何だったの?」となっています。笑
ママがお迎えに来る日も増えました。
大きなおなかを嬉しそうに触ったり、ママに抱き着いたり、やっぱりママに会うと嬉しそうです。そんなふうに他の人がいる前で「自分がお姉ちゃん」とアピールしながら少しずつ自分の立場を受け入れていくものです。
このイヤイヤは2週間くらいで落ち着きました。
パパの感想
出来るだけ機嫌よくお別れをしたいし、無理やり行くのも申し訳ないし、どうすればいいのかわかりませんでした。
どんな声掛けをしても終わりはなくて、結局大泣きでのお別れになるので、「先生に任せて預けて良い」というのは目から鱗でした!泣いている子を預けるなんて、忙しい先生に迷惑なんじゃないかと思っていましたから…。でも先生は、娘をすぐに笑顔にしてくれてさすがだと思いました。
ママのお腹には赤ちゃんがいて、もうすぐお姉ちゃんになる時期からくる気持ちの不安定なんて思いもよりませんでした。
「イヤイヤ期だから」で終わらせないで、よく考えてみると他の原因があることに気づかされました。
パパのお悩み② 「パパと一緒はなんでもイヤがられてしまいます…。」


最近、人を選ぶようになりましたね!
抱っこを求めても担任の先生以外が対応すると急に機嫌が激変して首を横に振っています。笑

そうなんですよ…
なんでもママがいいみたいで私もよく嫌がられています。
このままだと思春期が怖いですね。笑

でも、上手くパパに甘えることも多いですよね?
お家ではどんなときにパパをイヤイヤしますか?

はい。
可愛くて嫌がられるのを忘れてついつい関わりすぎてしまってイヤイヤが発動してしまうんです。そして、ママに呆れられます。
この前は食事中、機嫌がよかったので私が「あーん」と食べさせようとすると急にテンションが下がって目を閉じて俯いてしまいました。
俯いた後、そーっと目を開けてパパを睨む(パパがそう感じているだけですが)娘ちゃん。
パパは負けじと「ほら、おいしいよ!食べて見て」と言いながら「あーん」とリベンジしました。
もちろん口をへの字にして頑なに食べてくれません。
でも、もう一回だけと思ってあきらめずにフォークを口に持っていくと、
パパの手を振り払ってフォークと食べ物は吹っ飛んでいってしまったそう…
挙句の果てに目の前のお皿もひっくり返す娘ちゃん。
さすがのパパも注意をするのですが、逆ギレされて大泣きで大変!!
手が付けられなくなりどうしようかと思っていると、ママの登場です。
ママが抱っこするとすぐに泣き止んで食べ始める娘ちゃんでした。
ママと娘ちゃんが楽しそうに食べ始めている姿をパパは横目で静かに見ているそうです。
なんだか切ないですね。笑
女の子のこんな姿は今まで生きてきて見たことがないパパは「うちの子大丈夫かな。ヒステリックすぎです。このままいけば反抗期が心配です。」と困惑気味。娘ちゃんに話しかける前は常にヒヤヒヤしているようです。笑
園長が実際にアドバイスした接し方や楽しみ方


食事に限らずお着替え、寝かしつけ、保育園の送迎、抱っこなどで「ママがいいー!」となることはあるあるです。
何でもイヤなお年頃なので、パパがやることは何でもイヤとなっちゃうんです。
メンタルが少しやられそうですが、パパのことは大好きなんですよ。

イヤイヤが発動しても私ではどうにもできず、むしろさらにヒートアップさせている自分が情けなくなってしまいますね。

「パパだから嫌なのかな。パパのこと嫌いなのかな」と思ってしまうかもしれませんが、同じくらいの頻度でママに対してもイヤイヤを爆発しています。
パパママ二人で協力しながら「今はママ!」「今はパパかな?」と良きタイミングで対応してみてくださね。

私の時だけじゃないんですね!
自分だけがイヤがられているのかと思っていました。

今回のご飯のイヤイヤは、
「自分で食べたかった」
「パパが選んだものを食べるのじゃなくて自分で食べるものを選びたかった」
という思いがあったのかもしれませんね。

そうだったんですね。
まだまだ小さいから、食べさせてあげたんですけどね。

そうですよね~。
じゃあ、そんな時は「どれが食べたい?」とか
「これとこれ、どっちがいい?」など、自分が選べるような選択肢を作ってあげるといいかもしれませんね!
そうすると、娘ちゃんは自分で決められたことに満足感が得られるはずです。

なるほど!
それなら、私にも出来そうです。

イヤイヤ期が始まる頃は、「何でも自分でやりたいけど自分だけでは出来ないもどかしさ」を子どもが感じ、自分なりにイライラする時期でもあります。
癇癪を起すことなんて毎日ですよね。
いかに穏やかに過ごせるか…気持ちを押すスイッチを間違えると大騒動になるのでヒヤヒヤですね。
自分のアクションで娘ちゃんの機嫌が悪くなりそうになったら「あ!ごめんね!自分で出来るよね。わかったよ!」とすぐに手を引いてみてください。
必ずいつかは終わりが来るイヤイヤ期です。
こんなにパパやママに気持ちを全力で訴えてくれる時期なんて今しかないかもしれませんよ!
その後の変化
「どっちがいい?」「パパもやっていい?」という質問をすることで自分で決めることができるので娘ちゃんがパパを受け入れてくれることが少し増えたそうです。
「どっちもイヤ」な時もよくありますが、「どっちもイヤ!」と言いながら頭の中ではどっちがいいのか考えているのです。
返事がなくてもプイっとしても、しつこく迫らずに少し待てば「こっち…」とか「いいよ」とか言葉をくれます。
パパの感想
まだまだイヤイヤ期の終わりは見えないですが、娘ちゃんの態度がパパだけではなくてママにも同じだということがわかり、パパはちょっぴり安心したそう。笑
そのおかげで気持ちの余裕も生まれてきたみたいで、パパママ二人で娘ちゃんのイヤイヤ期を乗り越えようとタッグを組んでいます!
パパのお悩み③ 娘ちゃんの気分に振り回されすぎてヘトヘトです。


昨日は私が仕事から帰ると「パパー♡」と駆け寄ってくれて、
甘えてくれました♪

嬉しいですね~
パパ、デレデレですね♪目尻が下がりっぱなしですよ!

ただ、順調にスキンシップを取っていたのですが、急にイヤイヤスイッチが入ってしまいました…。

スイッチ入っちゃいましたかー!
そんなにうまくはいかせてくれないのが娘ちゃんですよね。笑
イヤイヤ期とはいえ、ご機嫌な時間もたくさんあります。
そんな時はパパは大活躍ですし、パパの目尻は下がりっぱなしにデレデレになってしまうパパ。
「パパ!!パパ!!」と遊びたいおもちゃを渡してきたり
「パパーー」と呼んでトコトコ走ってきてぎゅーっとしてきたり
「パパ抱っこ!」と両手を上に上げて抱っこを求めてきたり
抱っこをすると、行きたい方を指差して「連れてって!」とアピールしたり。
そんな順調にスキンシップを取ってパパ的には嬉しくて仕方ない中、
イヤイヤスイッチは急に入ります!
抱っこをしていて降ろしてほしいモードになっているのに気づかないパパは嬉しくてずっと抱っこをしたまま。
娘ちゃんは急に泣き出して怒りだして体を思い切り反り始めます。
それでもパパは
「どうしたのーー?」と抱っこを揺らしてヨシヨシとあやします。
違うんです…降ろしてほしいだけなんです。
また別の日には、ご機嫌な娘ちゃんにおもちゃを渡されたパパ。
パパはそれを受け取って娘ちゃんと一緒に遊ぼうとしてしまいます。
そしたら急にイヤイヤスイッチが発動!
だって自分で遊びたいんだもん…。パパに入ってほしくはないんだもん…。
ただ「すごいね!」とか「これはなぁに?」とか何か一言が欲しいだけなんだもん…。
こんなふうにパパはいつも「デレデレ」と「焦り」と「やっちゃった…。」を繰り返し、振り回されっぱなしなのです。
園長が実際にアドバイスした接し方や楽しみ方


特にこれは女の子によくありますね!
子どもかしてみると「パパは私には激甘」なのをよくわかっている行動なのです。
心の中で「チョロい~♪」なんて思っているかもしれません。
なので、もうこの時期は振り回されていてください!!
良いようにパパを使っているときは大いに甘やかし、機嫌が悪いときはそーっと引いてみる。
これ大事です!

引き際が難しいんですよね~
可愛すぎてついつい怒られたくもなっちゃって…笑

あとは自分がイヤイヤスイッチを押してしまった場合、なんとか自分で機嫌を取り戻そうとあれこれ試行錯誤しながら必死に対応して逆に逆鱗に触れることってよくありませんか?
諦めてママに任せるのも一つです。
ママはパパに「もーーう」と言いながらも、自分に変わるとコロッと機嫌が直るのも嬉しく感じているです。

なるほど!
それもやっていいんですね!

パパの心と時間に余裕がある時は、初めから終わりまで対応するのも良いと思います。
ママがそばにいるとどうしてもママも二人のことが気になってしまいますが、ママがリフレッシュもかねて外出してみたりすると、なにがあってもパパしかいませんからね!
そうなってくると、パパなりの対処法が生まれて信頼関係が深まることもあります。
その後の変化
ママはお出かけをして、イヤイヤ期の娘ちゃんとパパの二人の時間に挑戦した結果、
始めの30分くらいは「ママがいい!」の娘ちゃんと格闘したパパ。
抱っこをしようとしても嫌がられ、おもちゃを渡しても嫌がられ、ジュースを渡しても拒否され、公園に誘っても嫌がられ、、、途方にくれてしばらく少し離れて様子を見ていたその瞬間!!
娘ちゃんが泣き止んで急に「あ、ゴミ!」と言って床に落ちていたゴミを拾っていました。
すかさずパパは「どうしたの?」と駆け寄りると「ゴミだよ。はいっ!」とまるでパパがゴミ箱のかのように自然にごみを渡され…恐る恐る「公園いく?お家で遊ぶ?」と聞いてみると「公園いく!」との返事があり、ご機嫌に公園で遊んだそうです。
このやりとりを経験したことにより、パパに自信がついたようで、ママのお出かけもウェルカムだし、ママも安心してパパに任せられるようになったみたいです!
パパの感想
イヤイヤ期の対応をどんなにしても、「この時はこうすればいい」というのがわかりません…。
この前はこれで良かったのに、今回はダメなときなんて当たり前です。
そのぶん、イヤイヤ中の私とのやりとりの中で、機嫌がスーッと戻るたびに、勝手に達成感を味わってしまいます。笑
娘は私を成長させてくれているのかもしれません。
心はだいぶ広くなりました!!
保育園でのイヤイヤエピソード5選とその対策法

お家でイヤイヤ期ということは保育園でもイヤイヤ期絶好調です。
でも、子どもによっては
おうちではイヤイヤ真っ盛りなのに保育園ではそんな姿を見せない子もいます。
逆のパターンはあまり聞いたことはないですが、ないわけではないでしょう。
先生たちはイヤイヤ期の子ども達の可愛さを知っています。
この時期にしかない反応や、やりとりを大事にしています。
子どもが全力で表現しているからこそ、私たちも全力です!
パパのように汗もかきます。笑
どんなに暴れて叫んで泣いても、必ず最後にキラキラの笑顔を見せて甘えてくれる子ども達。
イヤイヤ期の子どもは私たちをアメとムチで操っているかのようですね!
それでは、保育園でのイヤイヤあるあるエピソードをご紹介します。
①さっきまでご機嫌だったのに急にイヤイヤスイッチがオン!

なんでも自分でやりたい時期。
なんでも自分で出来ちゃうと思っている時期。
でも、援助は必要な時期。
援助のタイミング、声掛けの仕方を間違えると、とんでもないことになります。
そう…気持ちを取り戻すまでにとんでもない時間がかかります。
トイレトレーニングが始まり、トイレに行く時間。
ご機嫌にトイレに向かう女の子。
トイレの補助についていた大好きな先生のお膝の上にお友達が嬉しそうに座っているのを発見!

○○せんせーーい!

○○ちゃん!おトイレ行こうね。
おズボン脱いでくださ-い!

いや!いかない!

可愛いお姉さんパンツ履かないの??
今日はどんなパンツ持ってきたのかな?
イヤなら行かなくてもいいよ。
オムツだけ変えようね。
ここからイヤイヤスイッチがオンですね。
赤ちゃんのように泣き叫びます。
仰向けに寝転がっています。
お気に入りのパンツも気に入らない!
オムツもイヤ!
トイレ行かないのもイヤ!
行くのもイヤ!
他の先生が話しかけても

イヤ!!ちがう!!○○せんせいじゃないの!
と、拒否。
お目当ての先生はその他大勢のトイレの援助をしているので、いますぐにその子と向き合うことは出来ません。
やっと、他の子たちが終わって落ち着いた後に
泣いているその子の元へいく先生。

○○ちゃん、ごめんね!おまたせ。
どうしたの?
もうおトイレ行かない?

いかない!!

じゃあ、行かなくてもいいよ。
オムツは変えようね。

いや!オムツ変えない!!

オムツ変えないの?お尻が痛くなっちゃうよ~
オムツ好きなの選ぼうよ!どのオムツにする?
チラリとオムツBOXを見る園児ちゃん。
オムツにもいろんな柄があります。
オムツを選び始めました。

えーーーーっと…
これにする…

これにしたの?
このオムツが好きなんだね!
かわいいよね~このオムツ!

これとこれがすきなんだーー♡
ご満悦で嬉しそうにご機嫌にオムツを交換しました。
園長メモ
大好きな先生を独り占めしたいという気持ちがイヤイヤスイッチのポイントでしたね!
自分の思い通りにならないから泣いて訴えているのですが、そんなに毎回本人の思い通りにはいきません。スイッチが入れば、たとえ思い通りになっていたとしても全部がイヤになってしまうので関わりすぎもよくないのです。
状況によっては、始まりから終わりまでイヤイヤを受け止めることもありますが、保育園は集団生活です。その子1人につきっきりというわけにはいきません。
「早く泣き止ませてスムーズにすすめなきゃ!」と思って無理に焦って泣き止まそうとせず泣きたいときは泣けるようにしています。
「もう泣くのはおしまい」と言ってしまいがちですが、私たちはその言葉は使わずにイヤイヤの会話一つひとつに付き合って涙を止めるようにしています。
②大好きなお散歩なのに機嫌が悪くなって出発できない!

みんな大好きお散歩!!
お散歩のお支度も自分でしようと頑張る1歳児クラスの子ども達。
靴下履いて、帽子をかぶって…
「いっちばーーーん!!」
なんて言いながらワイワイお支度をしています。
すると、あれ…?
急に動きが止まった子が一人。
俯いて、靴下を投げます。
はい、始まりましたー!!
機嫌をなんとか取り戻そうと必死にご機嫌取りをする先生。
でも、気持ちは一向にリセットされません。
ずーーっとプイッと俯いて、両手を後ろに回して拒否をしています…が、そんな姿も可愛いのが本音です。
でも、そんなことは言っていられず本気で向き合う時間の始まりです。
そして、お散歩!!
他のお友達が待っています!!
無理やり抱っこして連れて行くことは簡単ですが、そんなことはしたくありません。
まずは、他のお友達は出発です。
「いってきまーーす🎵」
元気な声が聞こえてきます。
そして、さらに機嫌は悪くなり大泣き。
だって本当はお散歩に行きたいんです。
みんなと行きたいんです。
そんな中

今から行く?追いかけよっか!
と声をかけても

いや!いかない!

じゃあ、お散歩行かなくてもいいよ。お部屋で遊ぶ?なんのおもちゃにする?
と言っても
さらに大泣き。
もうなにがイヤなのかわからなくなっています。
ただお散歩には行きたいのがほんとの気持ち。
しばらく無言で抱きしめます。
ようやく泣き止みます。
お散歩とは別の話題を振ってみます。

今日なんの靴下履いてきたの?

うさぎさん…
と機嫌がなおりつつあります。

どれーー?あ!可愛いねー
これじぶんではける?
履き始めました。

すごいね! お靴はなんのお靴履いてきたの?

アンパンマン…

いいね!先生もお靴見たいなー
玄関まで行くのに成功。
難関はお散歩に行こうとするかどうか…
靴は履きました。
さて、どういう声かけで誘おうか。

もうすぐお兄さんお姉さんクラスがお散歩から帰ってくるかも。ちょっとお外まで迎えに行くの手伝ってくれる?
先生のお手伝いが出来るなんて特別で嬉しいこと。
外に行くのに成功!!
そこからはスムーズです。
外に行けば気分は切り替わり、お兄さんお姉さんのお迎えも忘れて自分のクラスと合流成功。
機嫌もすっかりよくなりました!
園長メモ
これは、「1番を取られたこと」「自分よりも早く支度を済ませているお友達がたくさんいたこと」でスイッチが入りました。
この子は、「間違えたくない」「失敗したくない」などの思いが強い子で、プライドが高めな女の子。そして天邪鬼な性格。笑
お友達に抜かされてプライドが傷ついてしまったようですね。
そのうえ、がんこちゃんなので一度イヤイヤが始まると長いんです!
イヤイヤスイッチが入ると、環境を変えてみたり、対応する先生を入れ替えてみたり、その子が自然に気持ちの切り替えがしやすい工夫をすると案外コロッと機嫌が戻ることもあります。
③眠いはずなのに寝たくなくて頑張るけどやっぱり眠い!

2歳児クラスのお昼寝の時間。
お布団にごろんとする子ども達。
1人、お布団の上を歩いたり、お布団にくるまったりして遊んでいます。
これで無理やり寝かしつけても機嫌が悪くなるだけなので、まずは他の子ども達の寝かしつけから始めて、その子は少しの間自由にしておきます。
みんなが寝ついて、その子の番になりました。
まだ、寝たくないようです。
でも、そろそろほんとに寝る時間。
寝て欲しい時間。
そんな空気を読み取っています。

ママーーーー!
と、泣き始めます。
ちなみに、イヤイヤ期の子どもが保育園で言いがちな言葉ランキング上位は
「ママがいい」「ママに会いたい」「ママー!!」です。
もうこれではお布団で寝かしつけが出来ません。
だって近くで寝ている子が起きちゃうから…。
泣いているその子を抱っこします。
流石に重いので先生は座ります。
そこから、静かにトントンしながら

ママに会いたいの?寂しくなっちゃった?

うん…ママがいい…

寝たくない?

うん…ママ…

わかった。ママがいいよね。寝なくてもいいよ
と、気持ちを受け止めながらトントンを続けます。
おでこを撫でたり頭を撫でたりもしつつ…
ウトウトし始めました。
寝るか??
違うか…起きました。
ウトウト…
今度こそ寝る?
違った…目が開いてメソメソ。
ウトウト…
これを繰り返しながら
あともうちょっと。
寝ました。
ここからが重要。
起こさずに布団に移動です。
抱っこをしたままなるべく体勢を変えずに、先生の体が離れないように3人体勢で移動します。笑
布団に移ったそのときは、先生は上にかぶさっている状態です。
だって、抱っこされている感覚をまだ辞めちゃいけないから!
それから様子をみてそーーーっと離れます。
ちょっと起きて泣こうとします。
すかさずトントンします。
ホッ…これで大丈夫。
自分が1番寝やすい体勢に整えて深い眠りにつきました。
園長メモ
寝る前と起きた後は、ママに会いたくなる子は多いです。
起きたとき、まだ眠かったりすると「ママ…」
と泣いてる子もよくいます。
また、それとは別に何がイヤとかではなく、
でもなんかイヤな時、
とりあえず「ママがいい」と理由つけている子ども達はあるあるです。
ちゃんと理由をつけようとするのも成長です!
そんな時は
まずはその子の気持ちや言葉を受け止めるのが一番です。
「ママに会いたい」と言って
「ママはお仕事だから会えないよ」
なんて言ったりしません。
「そうだよね。ママに会いたいよね。ママも○○ちゃんに会いたいと思ってるはずだよ」
と、受け止めると納得して落ち着いてくれることは多いです。
④給食中も食べない!食べる!食べさせて!自分で食べる!の繰り返し!

美味しい給食の時間の始まりーーー!
2歳児クラスの男の子。
食べることが大好きです。
でも、給食中のイヤイヤがすごいんです。
食べ終わったお友達が
「わたしいちばんにおわったーー」と盛り上がっています。
それを聞いたその男の子。

一番って言わないで!
と、急に立って地団駄を踏んで食べるのを全力拒否し、

もうみんなキライ!!ぜんぶキライ!
と怒りはじめます。

え?じゃあ先生のこともキライなの?
と聞くと…
そこは黙って、考え直します。

先生のことは好き?
と聞き直すと

うん…
と頷いてお膝に来ます。
この一連の流れだけでも可愛いですよねー。
結果全部食べます。笑

これすきーー♡
なんて言いながら上機嫌に食べます。
めでたしです。
園長メモ
これは、「1番を目指して頑張っていたのに…」という気持ちからです。
お友達が言葉にしなければ、たとえ自分が1番じゃなくてもここまで機嫌が悪くはならなかったはず。
「1番に終わった」という声を聞いてしまったら、そりゃあ納得いきません!笑
泣きながら地団駄踏んで怒るのは男の子あるあるです。
小さな子でも優しい気持ちはありますし、ダメな言葉などをある程度わかっているんです。
勢いに任せてその子が言ってしまった言葉に対して「今の本当のこと?」というように私たちが聞き返すと、「ううん」と否定してくれます。
そこで、「おいで!」と両手を広げるとこちらに来て、ぎゅーっと抱きしめて機嫌が戻るというルーティンです。
⑤お外でも座り込んで進まない!

お外でイヤイヤが始まるとこれも大変。
座り込んで進まない…
落ち着かせようと抱っこをしてもそれすらも拒否されることも度々。
かといって、抱っこからおろしても座りこんで大泣きです。
このままでは保育園に帰れない。
そんなときはやっぱり抱っこです。
全身で反り返って落っこちそうになるので、保育士は本当に腰が命です!!笑
特別感を味わって先生をひとりじめした満足感により、保育園に着く頃には機嫌は治ってます。
園長メモ
お外でイヤイヤが発動すると、周りの目も気になってしまいます。
抱っこしても、降ろしても、優しく声をかけても、関わる人を変えても、何をしてもダメな時もあります。
そんな時は、誰か一人はその子に付きっきりになります。
お部屋の中ならしばらく様子見とかをすることもありますが、お外は危険がいっぱいなのでそばを離れることはしません。1対1で関わります。
お外はお部屋の中と違って景色は豊富ですよね!目に見えるいろんなものを言葉にして促します。抱っこをして反り返っていても、「ほら!お花綺麗だよ!」「見て!バスが来たよ」などたくさん声をかけているうちに、なにかその子にヒットするものが出てきます。
そこまですれば、ご機嫌に戻ります!
最後に:パパママの体調が悪いときもイヤイヤするの?

実は!!
イヤイヤ期まっさかりの子達も、思いやりの気持ちが育っているんです。
パパママが体調悪いときは
「だいじょうぶ?」と心配し
おりこうさんに過ごしてくれることはよく聞く話。
自分がどんなに激しくイヤイヤしても、
ちゃんと向き合ってくれているパパママの気持ちがちゃんと伝わっているからですね。
「イヤイヤ期は今だけ」
「子どものイヤイヤ期は形が変わりながら一生続くもの」
いろんな言われがありますが、可愛い子ども達には変わりありません。
これからも
パパママ
そして子ども達
私たち
みんなで協力しながら全力でイヤイヤ期を乗り越えていきましょう!




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