こんにちは。保育園で園長をしているSanaminaです。
2~3歳児クラスの担任になると、必ず直面するのが子どもたちの「イヤイヤ期」。毎日繰り広げられる感情の大爆発に、保育士も保護者も頭を抱えてしまいますよね。でも、この時期は子どもの成長にとって大切な通過点なんです。
今日は、私が長年の保育経験の中で出会った絵本の中でも、特にイヤイヤ期の子どもたちの気持ちに寄り添える1冊『おにのこにこちゃん』シリーズをご紹介します。まるで〇〇くんを見てるみたいと微笑ましい気持ちにさせてくれます!
イヤイヤ期の子どもたちの気持ちを代弁する『おにのこにこちゃん』シリーズ
シリーズ誕生から現在までの歩み
2018年に『やだもん やだもん にこちゃんやー』で誕生した「おにのこにこちゃん」シリーズ。発売当初から「うちのクラスの子にそっくり!」「イヤイヤ期の子どもの姿そのもの!」と、現場の保育士から大きな反響がありました。
主人公のにこちゃんは元気いっぱいのおにの子。毎日「イヤイヤ!」「ぷんぷん!」「え~んえ~ん!」と感情を爆発させながらも、大好きなパパとママに見守られて成長していく姿は、まさに2~3歳児クラスの子どもたちそのものなんです。
シリーズ全7冊の特徴とポイント
現在までに出版された7冊には、それぞれの発達段階で見られる子どもの姿が描かれています:
1.『やだもん やだもん にこちゃんやー』(2018年9月):
最初の1冊。イヤイヤ期真っ只中の子どもの気持ちを代弁
2.『やるもん やるもん にこちゃんがやる!』(2018年9月):
「自分でやりたい」という自我の芽生えを描く
3.『おにのこにこちゃん かってかってぽん!』(2020年2月):
自己主張が強まる時期の葛藤を優しく表現
4.『おにのこにこちゃん かーしーて! ぷんすかぷん!』(2021年7月):
おもちゃの貸し借りなど、友だちとの関わりの始まり
5.『おにのこにこちゃん ぶるんぶるんバスで いくんだもん!』(2022年2月):
新しい環境への興味と期待が膨らむ様子
6.『にこちゃん にゅうえん! きょうから はらっぱえん』(2023年2月):
入園への期待と不安が交錯する心情を描写
7.『おにのこにこちゃん かえらないったら かえらない!』(2023年9月):
園生活を楽しめるようになり、友だちと過ごす時間を大切にする成長した姿
このように、子どもたちの成長に寄り添うように、シリーズも進化を続けています。時系列で読むことで、にこちゃんの成長過程がより一層理解できますよ。
シリーズ最新刊で描かれる『かえらないったら かえらない!』の魅力
2023年9月に発売された最新刊『おにのこにこちゃん かえらないったら かえらない!』は、これまでの作品の集大成とも言える1冊です。園生活にもすっかり慣れ、友だちとの関わりが増えてきたにこちゃんの姿が描かれています。「お迎えが来ても帰りたくない!」という経験は、どの園でもよく見られる光景ですよね。
遊びに夢中になって帰りたがらない様子や、友だちと過ごす楽しさを覚え始めた子どもたちの姿は、まさに成長期の子どもたちそのもの。保育士として見守る私たちの気持ちも温かくなる作品です。
また、この最新刊は保護者の方々にとっても、子どもの成長を感じられる嬉しい物語となっているでしょう。園生活を楽しめるようになった我が子の姿に、喜びと少しの寂しさを感じる保護者の気持ちにも、そっと寄り添ってくれる1冊となっています。
『おにのこにこちゃん』を生み出したクリエイターたち
人気音楽ユニット・ケロポンズが紡ぐストーリー
「エビカニクス」で知られる人気音楽ユニット・ケロポンズが手がけるストーリーには、子どもたちの等身大の姿が描かれています。ご自身も子育て経験のあるケロポンズさんならではの、子どもの気持ちに寄り添った優しい言葉選びが特徴です。
イラストレーター原あいみさんが描く子どもたちの表情
イラストを担当する原あいみさんは、自身の子育て経験をもとに、リアルで愛くるしいにこちゃんを生み出しました。喜怒哀楽がはっきりと表れた表情は、子どもたちの心の動きを如実に表現しています。
にこちゃんたいそうの誕生秘話
絵本から生まれた「にこちゃんたいそう」は、子どもたちに大人気のコンテンツ。投稿から6年が経った今では再生回数2000万回近くの再生数になり、保育現場でも広く活用されています。イヤイヤ期の感情表現を、楽しく体を動かしながら表現できる工夫が施されているんです。
まとめ
『おにのこにこちゃん』シリーズは、単なる絵本以上の存在です。子どもたちの感情表現を認め、寄り添うためのヒントが詰まっています。保育現場では、読み聞かせだけでなく、子どもたちの気持ちを理解するためのツールとしても活用できます。
イヤイヤ期は確かに大変な時期ですが、それは子どもたちの成長の証。にこちゃんと一緒に、子どもたちの感情表現を温かく見守っていきましょう。


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