
こんにちは。保育園で園長をしているSanaminaです。
「障がいのある子どもの気持ちをうまく理解できない…」「保護者の方とどう接すればいいのか不安…」そんな悩みを抱えていませんか?実は、これらの悩みは新任・中堅に関わらず、多くの保育士が感じているものなんです。
長年の保育現場で私が学んできた「障がい児保育の極意」をお伝えします。この記事を読めば、障がいのある子どもたちへの理解が深まり、明日からの保育がもっと楽しくなるはずです。子どもたちの「できた!」という笑顔のために、一緒に学んでいきましょう。
知っておきたい!障がい児保育の基本

障がい児保育って何?基礎から分かりやすく解説

まずは、障がい児保育で大切なことを知っておきましょう!
「障がい児保育」という言葉を聞くと、何か特別な保育を想像してしまいがちですよね。でも、実はそんなことはありません!
障がい児保育の本質は、その子らしさを大切にした保育なんです。例えば、絵本の読み聞かせ一つとっても、声の大きさを調整したり、絵本を見せる位置を工夫したり…。これって、実は普段の保育でもやっていることですよね?
つまり、障がい児保育は特別なことではなく、「一人ひとりの子どもに合わせた保育」の延長線上にあるんです。
大切なのは以下の3つのポイント
- その子の得意なことを見つける
- 苦手なことは少しずつ挑戦する
- 「できた!」の喜びを一緒に感じる
今、注目される障がい児保育の現場

インクルーシブ教育が注目されています。
最近の保育現場では、障がい児保育に対する意識が大きく変わってきています。
特に注目したいのが「みんなと一緒に」という考え方。障がいの有無に関係なく、子どもたちが自然に関わり合いながら育っていく環境づくりが広がっているんです。
現場では、こんな素敵な変化が起きています
- 子どもたち同士が自然に助け合う場面が増えている
- 「違い」を個性として受け入れる雰囲気が育っている
- 保護者同士の理解も深まっている
実際に、ある4歳児クラスでは、言葉の発達が遅めのAくんに対して、周りの子どもたちが「○○したいの?」と自然に声をかけたり、手を差し伸べたりする姿が見られるようになりました。
これは決して特別なことではありません。子どもたちの中にある自然な思いやりの心が、保育士の関わりによって引き出された結果なんです。

現場で使える!障がい児保育の5つのポイント

子どもの特性を理解しよう|基礎知識と観察のコツ

遊びの好みや、生活の中で困っている場面を通してその子にあった支援を見つけましょう。
子どもの特性を理解する第一歩は、日々の様子を丁寧に観察することから始まります。特に大切なのは、遊びの場面での観察です。例えば、一人遊びを好む子どもの場合、その遊びに没頭している時の表情や、他の子どもが近づいてきた時の反応を見ることで、その子の心地よい環境が見えてきます。また、パズルや積み木など、形のある遊びに興味を示す子どもには、視覚的な手がかりが効果的かもしれません。朝の支度や給食の時間など、生活場面での様子も重要な観察ポイントです。困っている様子が見られたら、それはその子からの大切なサインです。このように、遊びと生活の両面から子どもを理解することで、その子に合った支援方法が見えてきます。
保護者に学ぶ|子どもの理解を深める質問術

園でのエピソードを交えながらお家での様子も聞いてみましょう。
保護者との何気ない会話の中にこそ、子どもの理解を深めるヒントが隠れています。送迎時の短い会話でも、「今朝、とても嬉しそうにお話ししていたんですが、おうちで何かありましたか?」といった具体的なエピソードを交えながら質問することで、家庭での様子を自然に聞き出すことができます。また、困りごとを相談される際も、まずは保護者の話にじっくりと耳を傾けましょう。その中から、お子さんの好きなことや得意なことも見えてきます。家庭での工夫や対応方法を教えていただくことで、園での支援にも活かせる貴重なヒントを得ることができるのです。
信頼関係の築き方|保護者との効果的な対話法

日々の喜びを共有し、課題については前向きな言葉がけにしましょう!
保護者との信頼関係を築く鍵は、子どもの成長を共に喜び合える関係づくりです。連絡帳や送迎時の会話では、その日見られた成長の様子を、具体的なエピソードとともに伝えましょう。「今日は友だちと一緒に砂場で遊ぶ時間が少しずつ長くなってきました」など、小さな変化も見逃さず伝えることが大切です。課題について話す際も、「こんな方法を試してみませんか?」と、前向きな提案を心がけます。保護者の悩みや不安に寄り添いながら、一緒に解決策を考えていく姿勢が、信頼関係を深めていくのです。
寄り添う保育の実践|穏やかな対応のための3つの秘訣

保育者が焦ったり、急かしたり、雑な対応はしてはダメ!
子どもの気持ちに寄り添う保育は、「待つ・認める・伝える」の3つが基本となります。「待つ」とは、その子のペースを大切にすること。活動の切り替えが苦手な子どもには、次の活動を予告しながら、心の準備ができるまでゆっくりと待ちます。「認める」は、その子なりの表現や頑張りを認めること。言葉での表現が難しい子どもでも、表情やしぐさで気持ちを表現しています。その小さなサインを見逃さず、認めることで、子どもは安心して自分を表現できるようになります。「伝える」では、その子に合わせたコミュニケーション方法を工夫します。視覚的な手がかりを使ったり、シンプルな言葉で伝えたりすることで、子どもの理解が深まっていきます。
園全体で取り組もう|協力体制の作り方

園全体で協力して小さな気づきを共有し、誰もが見守れるようにしましょう。
障がい児保育を効果的に進めるには、園全体でのサポート体制が欠かせません。担任一人で抱え込まず、週に一度のミーティングで気になることを共有し、複数の目で子どもを見守ることが大切です。例えば、給食の時間に支援が必要な場合は、フリーの先生と協力して対応を考えたり、園庭遊びの際は他クラスの先生とも連携して見守りを強化したりします。また、「気づきノート」を活用して、各職員が気づいた成長や課題を記録し共有することで、園全体で子どもの成長を支えることができます。このような協力体制があることで、保育士自身も安心して保育に取り組むことができるのです。
最後に

障がい児保育は、決して特別なことではありません。一人ひとりの子どもの個性に寄り添い、その子らしく成長していけるよう支援することが大切です。
この記事で紹介したポイントを意識しながら、ぜひ実践してみてください。子どもたちの新しい可能性が見えてくるはずです。皆さんの保育が、もっと楽しく、やりがいのあるものになることを願っています。



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