絵本の読み聞かせで困ってない?園長が教える効果と極意 ①

絵本の読み聞かせに困ってない?園長が教える効果と極意① 保育のなるほど
絵本の読み聞かせに困ってない?園長が教える効果と極意①
読み聞かせが持つ大きな力
読み聞かせが持つ大きな力

こんにちは。保育園で園長をしているSanaminaです。

毎日の保育で欠かせない絵本の読み聞かせ。「子どもたちの反応が今ひとつ…」「この絵本、合っているのかな…」など、保育者として迷うことも多いのではないでしょうか。

長年保育現場で子どもたちと関わってきた中で、私は読み聞かせの持つ力の大きさを実感してきました。今回は、読み聞かせが子どもたちにもたらす6つの効果について、具体的な例を交えながらお伝えしていきます。

絵本の読み聞かせが持つ6つの効果

絵本の読み聞かせが持つ6つの効果
絵本の読み聞かせが持つ6つの効果

想像力と創造力の発達を促す

想像力と創造力の発達を促す
想像力と創造力の発達を促す

絵本を通じて、子どもたちは物語の世界を自由に想像することができます。例えば、「おおきなかぶ」を読み聞かせると、「このくらいかな?」とかぶの大きさを手を広げて表現したり、「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声と共に体を動かしたりする子どもたち。これこそが想像力が育まれている証です。

また、「100かいだてのいえ」のような空想的な絵本では、「もっと上には何があるのかな?」「どうやって建てたのかな?」と、子どもたちの創造力は無限に広がっていきます。この「もし〜だったら?」と考える力は、将来の問題解決能力の土台となります。

言葉の獲得と語彙力の向上につながる

言葉の獲得と語彙力の向上につながる
言葉の獲得と語彙力の向上につながる

絵本には、日常生活では使わない様々な言葉が登場します。「ぐりとぐら」であれば「おまたせ」「まぜる」「ふくらむ」など、絵と一緒に新しい言葉に触れることができます。

特に0〜3歳児では、「もこもこもこ」「がたんごとんがたんごとん」といった擬音語や擬態語が豊富な絵本が子どもたちの言葉の感性を育てます。実際、読み聞かせ後の遊びの中で、絵本で覚えた言葉を使う子どもたちの姿をよく目にします。

さらに、同じ絵本を繰り返し読むことで、子どもたちは自然と言葉のリズムを体得していきます。「次はなんて言うのかな?」とページをめくる前から期待に胸を膨らませる姿も、語彙の定着を表す喜ばしい場面です。

集中力と聞く力が自然と身につく

集中力と聞く力が自然と身につく
集中力と聞く力が自然と身につく

読み聞かせの時間は、集中力を育む絶好の機会です。最初は落ち着かない子どもでも、お気に入りの絵本と出会い、繰り返し読んでもらううちに、自然とじっと話を聞けるようになっていきます。

この時、大切なのは無理に静かにさせることではありません。時には絵本に合わせて体を動かしたり、声を出したりしながら、楽しく物語に参加することで、より深い集中力が育まれます。

「はらぺこあおむし」を読む時など、「次は何を食べるのかな?」とワクワクしながら話を聞く経験は、就学後の学習態度の基礎となります。

感情理解と共感する心が育まれる

感情理解と共感する心が育まれる

絵本の登場人物の喜び、悲しみ、怒りなどを通して、子どもたちは様々な感情に触れ、理解を深めていきます。「泣いた赤おに」や「ともだちや」のような物語では、登場人物の気持ちを想像し、「どうして泣いているのかな?」「どうしたら喜ぶかな?」と、自然と相手の立場に立って考える機会が生まれます。

読み聞かせ後の「かわいそうだったね」「よかったね」という子どもたちの言葉は、感情移入や共感する心が育っている証です。この経験は、実際の友だち関係でも活きてきます。

知的好奇心と学ぶ意欲が高まる

知的好奇心と学ぶ意欲が高まる

図鑑や科学絵本などを通じて、子どもたちは新しい発見や知識を得ることの楽しさを知ります。「はらぺこあおむし」では数や曜日、食べ物の名前、「なぜ?どうして?」シリーズでは身近な科学的疑問について、楽しみながら学ぶことができます。

特に印象的なのは、絵本をきっかけに「これなあに?」「どうして?」と質問が増える瞬間です。この知的好奇心の芽生えは、生涯学習の基礎となります。

心の安定とコミュニケーション力が育つ

心の安定とコミュニケーション力が育つ
心の安定とコミュニケーション力が育つ

読み聞かせは、保育者と子どもたちが心を通わせる特別な時間です。同じ絵本を見て、同じ世界を共有することで、深い信頼関係が築かれていきます。

特に、気持ちが不安定な子どもでも、お気に入りの絵本を読んでもらうことで、徐々に落ち着きを取り戻していく様子がよく見られます。また、絵本の後の「〇〇だったね」という会話は、子どもが自分の考えを言葉で表現する貴重な機会となります。

まとめ

まとめ
まとめ

絵本の読み聞かせは、想像力、言葉の発達、感情理解など、子どもの成長に深く関わる宝物のような時間です。その効果は、一朝一夕には見えにくいものですが、日々の関わりを通じて、確実に子どもたちの心に根付いていきます。

ここで大切にしたいのは、効果を追い求めすぎないことです。子どもたちと一緒に絵本の世界を冒険する気持ちで楽しむこと。そんな温かな雰囲気の中で、子どもたちは自然と成長の階段を上っていくのです。

「もう一回読んで!」「あのお話、大好き!」という子どもたちの輝く目と笑顔は、読み聞かせがもつ魅力の何よりの証。私はこの時の子供の笑顔が大好きです。明日からの読み聞かせが、より楽しみになってきましたか?

次回は、この学びをさらに深めるため、効果的な絵本選びのコツと、すぐに実践できる読み聞かせのテクニックをご紹介します。皆さんの読み聞かせの時間が、もっともっと素敵なものになることを願っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました